応募する保育園が決まったら「履歴書作成」が大事なポイントになります。その中でも、志望動機や自己PRに頭をなやませる人も多いのではないでしょうか。ここでは採用側に好印象を与えるような、保育士の履歴書の書き方についてわかりやすく紹介します。少しでも履歴書作成がスムーズに進めば幸いです。
ポイントになるのは、沢山ある保育園の中でどうしてこの園を選んだのかという点です。そのポイントが、家から近い、給料面などという条件に関するものだけだと、より条件のいい保育園があった場合に辞めてしまうのではないか?という印象を与えかねません。できるだけ志望する保育園の教育方針や取り組みの独自性などを理解し、そこに自分の保育方針を結び付けた動機をわかりやすく伝えるほうが良いでしょう。そのためにもどういう環境で保育士として働きたいのか、自分自身と向き合うことも重要です。うわべだけの言葉では、伝わるものも少なくなってしまうので、自分の言葉で正直に気持ちを伝えるようにしましょう。もし、退職経験のある方なら、退職理由と応募動機に食い違いが生じないように注意も必要です。
未経験であることの強みは、今までの経験にとらわれることがなく、まっさらな状態だということです。だからこそ、未経験の保育士を求める現場での履歴書では、素直に教えられたことを一生懸命に取り組む姿勢をアピールするほうが良いでしょう。過去、自分自身が積極的に学び、情熱的に取り組んできたことがある人は、その具体的な出来事をわかりやすく伝えることを考えてもいいでしょう。また、未経験の人を採用する以上、教育も必要になるので、できるだけ長期間働いてくれるかどうかということに注目している施設も多いようです。何故自分なら長期間辞めずに勤務できるのかなど、根拠となる経験や仕事に対してのやる気を伝えるようにしましょう。長年続けてきた部活や習い事など、具体的な根拠があると採用側の信頼につながりやすいです。
5年未満というとまだまだ経験も浅い保育士さんなので、保育のノウハウなどをアピールするよりは人柄をアピールするほうが好印象といえます。ある程度の経験は積んできたものの、これからどんどん学んで成長していきたいという意気込みを伝えるようにしましょう。保育園に努める年配の保育士さんとペアを組んで、教室を受け持つ可能性もあるので、自我が強い人よりは周りと協調できる人が求められることが多いからです。そういう意味でも、どんなことでも素直に取り組める印象を持ってもらえることは重要といえます。また、自分が今まで努力して取り組み、一定の成果を得たものなどがあれば人柄をアピールする上で、大事な材料になります。
ベテランの保育士さんの場合はマネジメント経験のある方も多いことでしょう。長年保育士を続けてきたことや、マネジメント経験があることは貴重なアピールポイントになります。具体的にまとめてきた人数やその期間を明記し、苦労した点なども踏まえながらどうやって取り組んできたのかわかりやすく伝えるようにしましょう。具体的な過去の事例を伝えることで、この人ならこんな仕事を任せられると、採用側でも明確なイメージが湧きやすいといえます。また、長年の経験があることで凝り固まった考えを持っているのではないかという点は懸念される面でもあります。そういう意味では、柔軟性や素直さなどもしっかりアピールし、さまざまなことを受け入れられる印象を与えられるようにしましょう。